ajaka's blog

散文、音楽、映画、ときどき登山。日常のあれこれ。

登山道の石ころ考 その1


先日、趣味の低山登山にいったとき、林道の地面に転がる石ころについて妙に気になったことを書きます。


歩いたコースは和歌山県高野山エリアの町石道、①九度山~上古沢、②上古沢~根本大塔の部分。
低山ハイクを趣味としてはじめてまだ歴は浅いのですが、ほかの近畿の山よりも平坦な林道の部分が長く感じました。
よく手入れされた登山道、平坦で、藪道でもなく、大きな蜂にも困らされず、という具合で、ほかの山を歩くときよりも周囲を観察する余裕があるのですかね。全長10~15キロあるコースを進む中で、地面に落ちている石ころの形や模様、色なんかが微妙に変わってくるんです。
他にも、石に見えるけれど、落ちている場所からしてもともと木の一部だったのかな?と思わせる石ころがあったり、またその木片のような石ころでも日光に照らされるとキラキラ光る粒が表面に見えていたり。木なのになんで光るのかな~?と。
このように、5~6時間の登山道中で細かな謎がいくつか湧いてきたんです。





…岩石に関しほぼなんの知識もない個人の感想なので、文章はほどほどにして写真でご説明しますね。

九度山~上古沢
九度山~上古沢 2
九度山~上古沢 3

3枚目の写真はいったん持ち帰り水できれいにすすいで撮ったもの。
3枚目左下のはおそらく石英だろう。登山道の前半、特に六本杉~上古沢でよく見かけたのはこの石英と、あとの5つ(種類がわからない)のような「青っぽい、もしくは緑や茶色がかった、縞模様のある石」。

②上古沢~根本大塔 1

特に2枚目の、薄い木片ぽい石ころは、こんな感じで木の根が斜面に露出しているような場所周辺でよく見かけました。





次の3枚はある同じ見た目の石ころを撮ったものです。
iphoneのカメラだと目で見る色とはまた若干違って見えるのですが、
「サツマイモの皮のような赤紫色で、所々白い線が入っている」という特徴があるなあと。
これは町石道でも後半の部分、チェックポイントでいうと矢立峠~鏡石のあたりでよく見かけました。
逆に九度山~上古沢の林道ではほとんど見かけなかったような。
確信はないですが、青っぽい、日に当たると白っぽくキラキラ光るものが前半は多かったな~という印象をもっていたので。

②上古沢~根本大塔 2
②上古沢~根本大塔 3
②上古沢~根本大塔 4




余談ですが、ほどよく日光が差し込む林道の石ころって白くキラキラ光って見えるんですよ、ほんとに。
前のほうで挙げた石英の混じった石とか、青っぽい石の表面の粒がキラキラ光って、足元を注意してみていなくても目に入ってくるんです。
おとぎ話のヘンゼルとグレーテルのお話で、森の中、帰り道の目印に白い石を置いていって、実際月の光があたって光る石を頼りに帰ることができた、という場面がありましたが、
子供のときのわたしは、いやまさかそんなわけないでしょ~と思っていましたが、本当に可能なことなのかもしれないですね。




ちなみに石ころについて知識も何もない私はついアプリでそういうのないかな~と探してしまい、
RockIdentifier というアプリで写真をもとに調べてもらったところ…

Rock Identifierでの調査結果

こんな判定が出ました。
うーん、知識がないから石の成分の名前を言われてもピンとこない。
ググって調べてみたところ、『ジャスパー』と『ケイガボク』というのはおそらく違う(誤判定)と思います。
だってどちらも宝石みたいなきれいな石の画像が出てくるんですよ、これは違うなあと。
あとケイガボクはもともと木だったのが炭化せず石になった?というもので、
ただし見た目は木のような感じを残しながら重さは石のそれらしいです。
わたしが手に取ったのはごく軽いものだったので、重さの点からしても違うのではと。



アプリも一つ資料にはなりますが、面倒くさがらずにちゃんと調べようということでしょうか。

その2に続きます(たぶん)